
記事(※末尾リンク)を書き終えた後、ふとGeminiに渡してみました。
「この記事のインフォグラフィックを作成してください」
記事のテキストをまるごと貼り付けて、それだけ送信しました。数十秒後に返ってきた画像を見て、正直驚きました。パイプラインのステップが整理され、ツール名・費用感・所要時間まで一枚の図に収まっていました。「こんなことができるのか」というのが最初の感想です。

Geminiのインフォグラフィック生成は、使ったことのある方にはすでに知られているかもしれません。ただ、「自分が書いた記事テキストを渡す」という使い方の手軽さと、そこから動画制作へとつながる発展性については、あまり語られていないと感じています。今回はその一連の流れを記録しておきたいと思います。
インフォグラフィックの作り方
操作手順はシンプルです。
- 完成した記事のテキストをすべてコピーする
- GeminiのチャットにそのままPasteする
- 「この記事のインフォグラフィックを作成してください」と一言添えて送信する
以上です。記事のURLを渡す方法でも機能しますが、テキスト直貼りのほうが内容が確実に読み込まれます。プロンプトに細かい指定は不要で、「インフォグラフィック」という言葉を含めるだけで、Geminiは文章の構造を判断して視覚的に再構成してくれます。
生成にかかる時間は数十秒程度。費用もかかりません(Geminiの無料プランで生成可能です)。

できあがったもの
今回の記事をもとに生成されたのが、冒頭の画像です。
「AIによる動画制作自動化の全貌:パイプラインとツールの連携」というタイトルが自動でつけられ、STEP 1〜3の流れ、各ツールの役割、費用感と所要時間がひとつの図にまとまっています。記事本文で複数のセクションに分けて説明していた内容が、一枚見れば把握できる状態に整理されていました。
この画像は、SNS投稿の素材としてもそのまま使いやすいです。XやnoteにPOSTするとき、本文の代わりにこの画像を添えるだけで、記事の全体像を一目で伝えることができます。スクロールしなくても理解できる情報設計は、短い閲覧時間のSNSとの相性がよいです。
インフォグラフィックから動画シナリオへ
インフォグラフィックのSTEP構成は、そのまま動画シナリオの骨格になります。
「STEP 1:シナリオ自動生成」「STEP 2:素材生成」「STEP 3:動画レンダリング」という3ステップは、動画の場面転換とほぼ一致します。このインフォグラフィックをGeminiに見せて、「この流れに沿ったショート動画のシナリオを作ってください」と伝えると、セリフ・担当話者・画像プロンプトの3列が揃ったシナリオが出力されます。
改めて記事を読み直してシナリオを起こす、という手順をすでにGeminiが代行してくれています。記事→インフォグラフィック→シナリオ、という変換が一貫してAIに任せられる点が、このワークフローの実用的なところだと思っています。
全体の流れ
今回実践したワークフローを整理するとこうなります。
① 記事作成(Claude / doc-coauthoring)
テーマを入力し、対話形式で構成を固めながら記事原稿を完成させます。doc-coauthoringはClaudeの対話型執筆サポート機能で、質問に答えていくだけで記事の骨格が整います。コンテンツの「軸」になる部分です。
② インフォグラフィック生成(Gemini)
完成した記事テキストをそのまま貼り付けて、「インフォグラフィックを作成して」と指示するだけです。記事の構造が一枚の図に変換されます。
③ 動画シナリオ生成(Gemini)
インフォグラフィックの構造をもとに、動画シナリオ(セリフ・担当話者・画像プロンプト)を生成します。
④ 動画生成(Nanobanana + VOICEVOX + Remotion)
シナリオをパイプラインに流すと、画像生成・音声合成・動画レンダリングが自動で実行され、縦型ショート動画が完成します。(各ツールの詳細は末尾リンク参照)
テキスト記事が、図解・シナリオ・動画へと変換されていきます。制作の起点は「記事を書く」というひとつの行為です。
このワークフローが持つ可能性
記事→インフォグラフィックというプロセスには、コンテンツ活用以外の使い道があります。
自分の思考の整理ツールとして使えるということです。記事を書くときは「読者に伝わるか」という視点で構成を考えますが、書き終えた後にインフォグラフィックに変換すると、「自分はこの記事で何を言いたかったのか」が視覚的に浮かびあがります。抜けていた論点、関係性が不明確だった部分が、図になることで明確になることがあります。
これはブログ記事に限りません。企画書、提案書、議事録、社内報告書──文章として書かれたものをGeminiに渡すだけで、構造化・視覚化されて返ってきます。ミーティング前に「要点を図解にして共有する」という使い方も十分現実的です。
動画制作という文脈を超えて、「自分の書いたものをGeminiに渡して視覚化する」という習慣自体が、思考と伝達の両面で役立つと筆者は感じています。
まとめ
Geminiのインフォグラフィック生成は、思っていた以上に実用的でした。
プロンプトの工夫は不要で、記事テキストを渡すだけです。生成物はそのままSNS素材になり、動画シナリオの骨格にもなります。記事というひとつのインプットから、複数のアウトプットが生まれていく感覚は新鮮でした。
動画生成パイプラインの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
→AIがコードを書き、そのコードが動画を作る──Antigravity×Gemini×VOICEVOXで実現した自動化の全貌 – ライフ&ジョブブログ


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